粉骨加工は故人

14歳のラブラドールレトリバーと暮らしている夫婦二人が興福舎に相談に来ました。子供は巣立ち、二人の会話の潤滑油はオスの彼。

「亡くなった後、動物霊園、山に埋める、ゴミに出すなど出来ない。火葬してしっかり供養したい。年齢や家族構成からも二度とペットを飼うこともできない」と奥様。

興福舎では故人のみ。つまり人間のみとしております。依然としてペットは仏教界では畜生扱いされています。「あそこではペットの粉骨加工もしている。人も畜生も一緒にしている。あそこには粉骨加工は頼めない」を恐れています。風評被害のようなもの。

ペットの粉骨加工は興福舎ではお受けすることが出来ません。自分で泣きながらでも粉骨することが供養になるとも考えております。インターネット検索するとペットの粉骨加工を行っている会社などもあるようです。「お母さんができないなら、火葬後、僕が粉骨加工するよ」とご主人の声がありました。偏見時代が早く変わって欲しいです。