航路事業は

海洋散骨には、受託(代行・依頼者に代わって行う形態)と乗船(貸切・遺族が操船者と一緒に乗船する形態)とがあります。

遺族乗船の形態は運輸局への申請・届出が手続きとして伴います。これは海事事務所を通して行うことが一般的で、申請者に代わって行われます。

只今、海事事務所に申請の相談中ですので、当面は受託海洋散骨だけを行うことになりますので、お知らせします。

興福舎は、船の操船として、船舶免許と特定免許の必要な資格はあります。海事事務所によると、申請から30日以上かかることがあるそうです。場合によってはもっと時間がかかるそうで、ムッとしてしまいます。

 

海洋散骨は三人体制

海洋散骨の中で、遺族同船の海洋散骨には操船免許のほかに特定免許が必要です。

興福舎では、このほど特定免許保持者が二人となりました。

代行(受託)散骨は、遺族が乗船しませんので、特定免許は不要ですが、操船免許取得者が三人です。

興福舎のホームページ追加はこれからですが、依頼は興福舎に。お待ちしております。三陸海岸の特有の気象状況から、5月から11月までとなっております。興福舎の定休日は木曜日と金曜日、祝日ですけれども、土曜日と日曜日は営業しております。

 

 

 

お母さんと一緒に

2022年2月27日の日曜日午後1時、赤い自動車に乗って3人が興福舎に相談に来舎です。

もしかしたらの先々の、母の供養をどうしたらいいのかと〇田島〇保さんと夫さん、高校生の娘さん。これまで、死後の相談はありましたが今回は事前の相談です。これからの相談ですから、決心の確認相談です。

1時間半の相談で沢山の話ができました。女性がこれからの常識の牽引者ですよね。興福舎へのいいね!メッセージをお願いしました。今度は今度で今までとは別の相談内容。悩みはたくさん。悩みはみんな違います。

最後はスッキリした3人の顔を載せた赤い自動車を見送ることができました。これが興福舎の幸せです。興福舎店主 伊藤邦男拝

 

海洋散骨の奥の奥

海洋散骨を開始してから初めての年明けの今年2022年です。

釜石海上保安部交通課に四つの相談と質問に行きました。その中での回答を得られたのは二つ。

残りの二つの事項について、県の水産部に相談指導を受けようと訪問し、県・興福舎とお客様にとっての最善策を相談して、担当者二人を意見交換しながら、納得の手法にたどり着きました。

前職が役立ちました。セカンドライフにはファーストライフがジャンプボードになりました。この他に2社を訪問でき、いい日でした。興福舎店主。

確定申告書Bの‐‐

興福舎の前期は赤字となりました。海洋散骨を開始したにもかかわらず。コロナ禍の煽りを受けた。葬儀屋さんも大変な年になったはず。

税務署に確定申告書Bの第四表を記入することになるが、どう書けばよいのかを所管税務署に聞きに行ったのです。「この説明書はわかりにくいですからね~」と署員が。説明書がわかりにくいでは困ったものです。

この第四表は、確定申告書Bの通常提出書面と赤字の場合に追加して、(1)と(2)でセットになっていて、黒字になっても過去の赤字分を面倒見てくれる、節税にもつながる救済措置です。梯子を上ったなら短くて用をなさい、とどかなった状態だ。

救急車を呼んだなら、「1km近くにきました。ここまで歩いてきてください」と言われた気分。それでも第四表は訂正することなしに提出したのでした。青色申告、消費税申告書も。新しい興福舎の今期が始まりました。

遺産になってしまった

興福舎のオリジナル品を製作している星定良さんが亡くなってしまった。

コロナに負けずにお互いに頑張りましょうね。と言い合っていたのに-‐‐この遺産と引き継げる技を持っている人を探すことは不可能なことかもしれません。

亡くなった人やペットの遺骨を入れて、手紙を書いてポスト部に入れて。オリジナル品を商品化するために何度もあった打合せを重ねて、やっと完成した時の笑顔が思い出されます。

彼の作品は、彼の技量があっての「マッシュポスト」でした。遺産は、桜、ピーチ、メロン、ミズキ、マロンだけになってしまった。もし彼以上の工人が見つからなければ、このマッシュポストは、この世に唯一の遺言。合唱 興福舎店主

 

乗船散骨新規追加します

新年あけましておめでとうございます。興福舎ではこれまで代行海洋散骨を開始していましたが、同行(乗船)海洋散骨を準備中です。

地元紙の岩手日報1月14日の11面に、生き生きシニアライフの一記事として、海洋散骨全国的に広がりとして掲載されました。

この記事の中では、厚労省の「海岸から一定の距離以上離れる。焼骨は粉状に砕く」などのガイドラインを定めたが、法的拘束力がなく、死者の尊厳を重んじない方のほか、一般の人の心情への配慮を欠く行為なども懸念されるとあります。

続けて記事では、散骨を墓地埋葬法に盛り込む必要があるとし、許可制にし変なことをすれば取り消せばいいとの厚労省研究会の理事の話としています。

興福舎は、このような法律従うことはもちろん、遺族との対話を行い、進めて参ります。オーナー兼キャプテンと準備中です。興福舎店主 伊藤邦男