2往復と不可抗力

海洋散骨代行を希望している奥州市の〇場〇子さんが来舎。様々な質問を受けて、丁寧にお応えして、書類を確認しようとすると、「書類を忘れてしまった。また必ず戻ってきます」遺骨を興福舎に置き、費用を支払い、また奥州市に戻っていきました。

来舎の際の往路は釜石道を使って、約束の時間に興福舎のチャイムがなり、目を合わせて面談しましたので、彼女を信頼しましょうよとの同席の副舎長の口添えで再訪をまつことにしました。

釜石道は片側一車線。事故が発生すると、一般道に降りるのも大変。巻き込み事故に遭遇したら。どうにもならない不可抗力の遭遇が心配です。

興福舎のチャイムが鳴って、彼女の顔を見たときはホットしました。粉骨加工後の重量は、3,680gでこれまでの中でトップでした。水溶性の紙に署名して、粉骨の一部を持ち帰りました。6月に出港立会いと祈りの場所からの見通し確認を行います。

お墓に遠慮して

5月14日に母の遺骨の粉骨加工に興福舎に来られた花巻市の〇田島〇保さん。

二人の息子さんのいる男性の後妻になり、〇保さんを産み、三人を育て上げた86歳の女性でした。

先妻の入っているお墓に入りたくないととの遺言だったそうで、先妻の二人の兄とも相談して、粉骨加工することになりました。

家墓の時代ですが、先妻と後妻には差がありません。家族とは、墓とは一体何なのしょうか? 860gになって帰っていきました。