粉骨は家族で考えて

今日5月7日、粉骨予約の花巻市から三人のお客様が来社しました。亡くなった方の妻と長女とその夫のポーランド人でした。

亡くなった方は教員をされた方で、「石巻市の海に散骨して欲しい」との遺言で家族で話し合っての来社です。

全量を粉骨するのではなく、一部を自宅に取り置いて供養するとのことです。全量を散骨してしまうと、手を合わせる対象物が無くなって後悔が残るので、お勧めしません。

お客様から「ありがとうございます」と言われることが興福舎の幸せです。

そして、お客様の見送りに出たところ、「興福舎(こうふくしゃ)って、いい名前ですね」と言ってもらえて、さらに興福舎は幸せです。

大型連休ですが開店します

かつてない4月末からの大型連休でも、興福舎は5月3日を除き、開店しています。

定休日は木曜日と金曜日ですが、この大型連休で家族が集まると課題が見えて迷う人からの相談があると思うからです。

個人事業主は柔らかです。相談の電話お待ちしております。

電話 0198-63-1108 興福舎店主

分骨と粉骨の相談があって

事情があって少し早目の昼食中に電話がありました。

「親族の遺骨を粉骨にして、供養したい。墓じまいも検討中で、分骨に抵抗もあってどのようにしたなら良いのか、アドバスを聞きたくて電話しました」との主旨の電話でした。

遺骨を全量納める手元供養品は高額になってしまいますので、現在事例がないようです。そのため、興福舎のオリジナル商品も一部量を納めるものになっています。

また、分骨は仏教の始祖のお釈迦様の遺骨は8つの部族に分骨されていますし、全国にある八坂神社や八幡神社がありますが、それはニセモノではなく、地元で信心できるように分祀されて信仰を集めています。今や分骨を可としてホームページで分骨を容認する宗派もあります。

何だか、昔からそうだから。に振り回されて前に進めないことにならないように調べて、家族で相談して、お墓があれば大丈夫。では不安と負担の積み立てになってしまいます。店主2019.5.10記。

食事中のラーメンがすっかり温くなってしまいました。でも相談は大歓迎です。

六角舎利のライバルは、六角舎利

さて今日は時間がとれたので、他の手元供養品のネットサーフィン。

検索ワードは「六角舎利」で。すると、ずらりと並んでいますから、何気になしにクリックして見ると、びっくり。

画像がそっくり盗用された通販サイトがあったのです。しかも価格も安くして売り出ししていたのです。

興福舎の「六角舎利」はオリジナル商品で、大きな特徴はデザインの仏教臭と故人の名前や誕生日、命日、メッセージを彫り込むことで、7回忌・13回忌・33回忌になっても、六角舎利を知らない人でも「粗雑に扱うことができないもの・安易に捨てることができないもの」ということです。

よく見ると、盗用の通販サイトには文字の掘り込みができることが分かりにくく、やっぱりニセモノっぽい。

六角舎利の贋作を作れば売れると、ニセサイトを作ったのだと考えると、評価の高い興福舎の「六角舎利」だなぁと。六角舎利のライバルは六角舎利。みなさん、ご用心です。店主2019.3.28

興福舎につながる幸福が身近に

みなさん、知っていますか?

三陸沿岸道路の釜石南IC~釜石両石ICと東北横断道路釜石秋田線の釜石JTC~釜石仙人峠IC間が開通しました。

これにより、宮城県岩手県境から宮古間が概ね完成。秋田県から興福舎につながり、岩手県沿岸の各市青森県八戸方面からも興福舎につながる道路がほぼ完成です。お客様ともつながり、興福舎も幸福です。

長男を亡くした母と妹が選んだ

興福舎の定休日は、木曜日・金曜日と祝日です。店の前には営業中と外出中の表裏看板を置いています。つまり、土曜日と日曜日は通常営業しています。

2月10日の日曜日。興福舎のドアが開きました。40代と思える女性が来店しました。「手元供養の話を聞かせてください。」、「母が、亡くなった長男の遺骨をペンダントに入れて自宅で供養することができると聞いたと言っていましたが、どのようなものですか?」、「お墓は、兄が亡くなったので母が亡くなると私の番ですが、私の次はお墓は無理かも」、「中3の娘の友達のおじいさんとおばあさんが遠野で手元供養をしているとか?」

次々の質問があって、丁寧にお答えして、必要だと思われるパンフレット一式を一つひとつ説明して手渡しました。

「このような形があれば、安心です。また来ます。」とニッコリ笑顔で帰っていきました。

興福舎店主 2019.2.11店主

 

お墓に悩む未亡人の選択とは

近隣県の宮城県の方から、興福舎に電話です。

夫が亡くなり、お墓を作っても次がないと思われて、悩んでいたところ「手元供養」を知りました。それで、自宅に供養している遺骨を粉骨にして、残りは手元供養でと考えた未亡人。

「粉骨加工をしているところをホームページで調べたところ、興福舎を見つけて電話しました。」

確かにお墓の承継は、今後の大問題です。それは仏教徒の国の日本でありながら、仏教を儀式の通り道と、慣習と捉えている日本人の多いこと。

それでは、子や孫に宗教が根付きませんよね。「なんだか昔から、そうだから」では理解・納得の連鎖が不安です。彼女は、粉骨しての散骨で、残りは手元供養の方法を選びました。

2019.1.30店主 伊藤邦男